肩身が狭いであろうロシアの同性愛者

ロシアの同性愛者

このエントリとセットで読んでいただくとよいです。

ロシアにも、相当の同性愛者がいるんだろうなっていうことは前々から思っていたのですが、仮に男性人口の5%くらいって仮定してみると、7000万人の5%で350万人。

しかしね、ロシアの男というと、若い世代だとすぐどっか行っちゃってウォッカ飲んで男同士で遊んで殴り合って鼻血出して帰ってくる感じ?遠からず?

ゲイだと一般的に、好きな男性とふたりきりの時間を過ごすのが好きだし、好きな男性が自分だけを見てくれるのが好きだし、殴り合いとか全然好きじゃない。一般的に。

(自分の過去の恋人なんて、私が外でノンケの友達と遊んでくるだけで不機嫌で、かといってその輪に入りたくも無いっていう感じだった。)

ロシアの男と同性愛者の相性悪すぎだと思います。相当肩身が狭いんじゃないでしょうか。日本とか中国だってゲイと非ゲイの生活習慣とか活動範囲が違うものだけど、ロシアの極端さに比べたら楽々。

サンクトペテルブルクのゲイパレードの写真など見てもゲイの活動家が市民に殴られるは、警察に連行されるはで痛そうなんですよ。

マッチョすぎる社会では同性愛者は生きづらいだろうしちょっと気の毒です。

しかし!それでもロシア人がやたらと魅力的なのは神様の悪戯みたいなもんでしょうか。

マッチョ志向なロシアの男たち

ロシアのマッチョ志向

ロシアのテレビをぼんやり見ていたら、米国の筋肉増強系サプリメントやアナボリックステロイドの危険性をテーマにしたドキュメント番組をやっていた。

ロシアでは、今ジムとかボディビルディング、エクササイズは流行しているようで、テレビドラマでもよく登場人物がジムで負荷系トレーニングをするシーンが描かれている。

一般人だけじゃなくて、プの付くあのお方も自宅ジムでせっせと筋トレする姿が何度もメディアに露出している。

マッチョなトップが支持されるし、ドラマの主人公も綺麗な男よりも筋肉を露出したマッチョ男が多い印象なので、ロシアの男がどんなのを理想の男性像としているか想像にかたくないですね。

20年前までのソ連時代にはモノが無くてたまに入荷する肉のために行列を作っていたという話をよく聞きます。運動は国家プロジェクトで選抜されたオリンピック選手がするようなことで、一般人が買うようなプロテインなんて無かったことでしょう。

この20年で急激に西側のものが入荷して、ジムがオープンして男達がせっせと筋肉をつけに行ってるんですね。

なぜそこまでマッチョ志向である必要があるかというと、つまり社会がそれだけ弱肉強食ってことだと思うのですけど、早くモスクワに行って確かめたいです。

日本は、そんなに弱肉強食社会じゃないので、オタクみたいな男の子とか、女の子みたいな男の子ばっかり。日本で体鍛えてるのってマニアとゲイくらいじゃないかと思います。ゲイの世界って弱肉強食だっけ?

・・・うん。確かにそういう側面ありますよね。

仕事の進め方とか同性婚への思いとか

10代の頃は、海外どこでも住めちゃう、ちょー気持ちいい!なんて思ってた馬鹿な若者でしたが、すでに人生の半分も過ぎ。

いやーしんどい。日照時間が短いのって結構メンタルに来るなーと思います。冬の長いエリアの人の自殺率が高いのもなんとなく納得できたりします。

いや、自殺したいとかそんな気持ちはありませんけどね。

最近思うのは海外で仕事をするのはすごく大変っていう、すごくシンプルだけどすごく真実なことですね。仕事の仕方が全然違う。

日本で社会人の基礎を作ってから海外に出てきていると、仕事の進め方の違いとかエスカレーション方法の違いに戸惑うばかりです。

と愚痴っていても仕方がないのでなるべく現地っぽく仕事して、あとは笑顔で乗り切ったりしますけどね。

国際結婚できる人だと、奥さん経由で相手国の文化や習慣など知る機会が多くていいなと思います。この点同性愛者だと、まだ同性婚できる国は少ないし、公然とパートナーを帯同できる国も多くないし。

私が過去に住んだことのある国は同性愛が違法だったりする場所ばっかりでいやはや。

いつかそういう面で緩やかな国でハニーと一緒に住んだり仕事したりしたいっすね。そういう情報も集めはじめようかな。

海外で嫌われる他力本願な日本人

海外に住んでいると、他の日本人とのお付き合いも多い。旅行をしていても、たまたま同宿した日本人などと連れ立って行動することがある。

そういうときに、私がこれだけはちょっと嫌だ、こういう日本人は嫌だと思うのは、なんでも頼ってくる人。

たまたま居合わせただけなのに、

・飯はどこがおいしいですか
・どこそこへ行くバス停はどこですか
・両替はどこがいいですか
・飯ですか、一緒に行ってもいいですか
・今日はどこに行くんですか、一緒に行ってもいいですか
・どこの国がいいですか
・どこの街がいいですか
・これは〜語でなんて言いますか

・・・・・うるさいっちゅーねん。俺はアンタのガイドか。

特に、自分自身外国に来たばかりであまりよく知らないのにこういう人が近くにいると鬱陶しいです。

こういう人、ありえなーぃ、って思うでしょ?でも結構いるんですよ。

そうしたくなる理由もわかるのです。一人で海外に来た。言葉もわからなくて寂しい。近くに日本人がいる。となると、なんでも聞きたくなる気持ちもわかる。それに、情報交換は旅人の基本だったりもします。

しかし、ガイドブックで調べたり、会話帳持ってきたり、現地人に聞いたりネットで調べたり、自力で調べる方法は幾らでもあるのに、まず隣の日本人に聞け、っていう考え方の人は私は嫌いです。

それに、そういう人はたいてい教えて貰ってあたりまえみたいな態度を取るし、聞くばかりで自分は何も情報を持ってないので、情報交換じゃなくて一方的な情報要求(こちらからしたら情報提供)になってしまう。

最低限、自分に必要な情報は自力で集めないと、どこに行っても嫌われますよね。

・・・という話を、旅なれた友達としました。

PS
と、偉そうに言ってる私ですが、10代の頃はじめての海外旅行のときには、船を降りた瞬間に怖くて、年上の日本人に付いていって迷惑そうにされたことがあります。当時は若かった。

アメフト選手の「架空の恋人」/あんまりいじめないで

アメフト選手が、「架空の恋人」との美談がバレて世論からバッシングされています。

ハワイ出身のManti Te'o選手は交通事故で恋人を失ったショックを乗り越えて幾多の試合に出場。しかしそんな恋人はもともと存在せずという事実が各メディアに書き立てられ。

なんか聞いたことがある話しですね。日本だとiPS細胞を使った手術例があるとの虚偽発言でバッシングされた人とか、数々の経歴捏造をしたトルコ人もいました。

こういう人、割といますよね。ついつい過大なことを言ってしまう人とか。嘘つく必要ないのになぜか嘘ついちゃう人。

報道を見ていると可哀想になってきちゃいますよね。そんなに全米あげて叩くようなことか、と。森口さんのときも思いましたけど、もう、やめたげて、やめたげてよーーという感じです。

ちょっと出来心の代償が大きすぎるんだと思います。これってネットの時代だから?

アルジェリアの事件から一週間

ジョディフォスターがカミングアウトとかワンリーホンがどうのこうのとか話題になりましたが、それよりなかなか真相の見えてこないアルジェリア事件の全容。事件から一週間経過しているのに、まだ日本人の安否さえわかんないの?っていうのがちょっと異様にさえ思えます。駐在者のリストからすでに救出されてる人を除外したら拘束されている人と簡単にはわからないのでしょうか。それともそういう詳細を公開出来ない事情があるのかな。

きっと普段と変わらない一日が始まろうとしている時に事件が起こって、何が何やらわからないうちに巻き込まれていたのでしょうね。従軍しているならともかく普通の日本人の会社員なのですから。

そして、日本人に協力的で親愛の情を持つアルジェリアの人々も多く居ることと思いますが(過去の日本政府系プロジェクトの関係者など)、こういうときにはそういう人の心も多く傷つけるものだろうな、と思うと胸が苦しくなりますね。

海外はリスキーだなと思う/そして報道の温度差について

ロシアのニュースを見ていると、アルジェリアで誘拐された外国人の人質は10カ国に及ぶ大勢で、日本人もその中に含まれているようだった。

日本のニュースを見ていると、どうも邦人が誘拐されました、とだけ報道されていて、多国籍の数十人が人質になったという印象ではなかったので、外国メディアを通じてやっと「あぁ、そういうことか」と思いました。

外務省の海外安全ホームページでも、一番厳しい「避難勧告」が出ているのはマリ国境のあたりだけで、リビア国境に関しては「渡航の延期をお勧め」というステイタスだったので、外務省もこんなことが起きるとは思ってなかっただろうなーなどと思いました。

もっとも、海外で何が起きるか、なんて誰にもわからないことなので(どんな安全な国でも晴天の霹靂みたいにリスクはあるもの)、リスク管理が甘かったとかそういうことじゃないんだと思う。

どの国籍の人質も怪我無く救出されればいいなと願っております。