気球の事故で思ったこと

エジプトの気球が落ちたのが事件になっていますね。

亡くなられた方は本当に気の毒でした。リタイアして、さあこれから、遊ぶぞ、って時だったんじゃないでしょうか。

事件の要因は依然調査中ながら、エジプトの田舎のローカルなビジネスのことですから、日本並みの安全なサービスを期待してはいけないのでしょう。整備不良のガス装置なんて、ありがちな話ですね。ありがちな話です。

三つ、思ったことがありました。

1つは、ゴンドラに乗っていたのは香港人9名、日本人4名、英国人3名、フランス人2名、ハンガリー人1名だったこと。そのうち、英国人1名と操縦士はゴンドラから飛び降りて命が助かっていること。そして、相変わらず日本のメディアでは、日本人4名と報道されるばかりで、他の国籍の人についてや、生存者についてはあんまり報道していないこと。

18名の犠牲者が出た中で生存者がどうして生存できたか、何が違っていたのか、っていうのも、大事な事件の究明だと思うんだけど。

2つ目は、やっぱりあの世代が世界中を旅しているんだなってことです。海外で亡くなる人に60、70代の人が多いですが、定年後のお金持ってる世代、本当に多いんですね。偶然じゃなくて、その世代の日本人が一番海外に出てるから、やっぱり不幸に会う確率も高いんですよね。

3つ目、今回のツアー企画会社のJTBなんちゃら、がすぐに謝罪会見をしたけれど、実際に責任が問われるのは気球の運営をしているエジプトの会社であって、責任はそこにあるものと思うのだけれど、日本の会社って、特に自分たちに責任が無くても、すぐに謝罪してしまうので、謝罪することによってなかった責任が生じたりしないのかな??と思いました。