セイフセックスしない自由?
HIVに感染したらヤバいってことくらい、誰でもわかってるんだけど、だからといって・・・
っていうことを考えてた。
HIVに感染すると医療費もかかるし、一生薬を飲み続けたりいつ発病するかビクビクしながら生きないといけないし、ってことは、理性的には誰でもわかってることなんだろうな。だからHIVに気をつけようよ、とは言える。
でも、いまでも生じゃないと駄目っていう人は結構いる。そういう人たちのことを、知らない人たちとか、危険な人たち、投げやりな人たちって言い切ってしまってもいいんだろうか?
理屈では、もちろん良くないんだけど、SEXって理屈だっけ?SEXって、人間の行動の中で一番理屈から遠いところにあるよね。食欲、睡眠欲、性欲って、一番理屈から遠い、なにがなんでも満たしたい欲求だと思う。で、理屈と本能はだいたい相性が悪い。
フグを食べたら毒にあたる場合があるのは知ってるけれど、フグの味が忘れられずに食べてしまうとか、食中毒のリスクがあるけれど、ユッケ食べたいとか、そういう人にわざわざ危険性をアピールするようなことを私はしない。個人の自由だと思っているので、どうぞご勝手に、ってことだ。
SEXに関しても同じで、動物的な欲求を満たすときに、病気があるからゴムをしましょうよ、みたいな理屈を持ち込むのが嫌な人もいるかも知れない。そういう人にとっては欲求を満たすことがリスク管理より重要だと思うのかもしれない。もしくは生じゃないと愛を感じられないっていう人もいるかも。それは、その人の主義の範疇なので、まるで絶対的に正しいみたいに、HIVを予防するためにセイフセックスをしよう、って言うのはナンセンスなのかも知れないと、私は思う。
ちなみに、私自身は断固セイフセックス派で、ゴムを隔てた関係にも愛を感じることができます。よかった。そして、セイフセックスできない人とは距離を置くし、絶対に性行為はしない。