ラベルを貼られることに抵抗してみた

ラベルを付けられることに抵抗したはなし

アルゲイは、これまで色んなWEBアクティビティーに参加してきました(ゲイ/非ゲイ問わず)。中でも、仲のいい友達たちには自然と同性愛をカミングアウトしていました。相手を選んでそうしていたこともありますが、殆どの人は驚きもなく、違和感もなく同性愛というのを受け入れてくれていました。

ただ、そうすることにより、ある種の弊害も起きることがわかりました。なんでもかんでも、「ゲイの」アルゲイさんという前置きで語られるようになってしまったのです。それは、別に迷惑というほどでもないのですが・・

自分ってゲイでしかないの?

ご承知のとおり、人間というのは多面体です。アルゲイという人間は、日本人で、だれかの息子であり、ブログを書いている人間であり、エンジニアであり、英語が得意で、水泳と海外が好きで・・・という、無数のプロフィールでできています。ゲイ、っていうのは、単にその中の一つであり、決して、「ゲイである」っていうのが私、アルゲイのすべてではないのです。ほかにも、ゲイだけど警察官だ、とか、ゲイだけどずっとサッカーやってた、とか、皆さんにも思うところがあると思います。

ゲイっていう肩書きは特殊

しかし!ゲイという妙な肩書きは、多くの人にインパクトがありすぎるのでしょう。ついつい、ああ、ゲイのアルゲイさん、と言われ、自分もそれに答えるようにゲイ的なエピソードを語ってしまったりします。

これは、よくない!この方法でいくと、全部の人間が性欲という切り口で語られないと不公平じゃないですか。そこで、ある時期からアルゲイは、ゲイという言葉をプロフィルに書くのをやめてしまいました。ラベルを付けられることには極力抵抗しよう、と決めたのです。

ラベルを取ってみたら・・

この方法は概ね良かったです。ゲイであろうとゲイでなかろうと、大切な友達は大切にしてくれるというのが判りました。しかし、ゲイであるという理由で、注目されるというか、気にかけてくれる人というのが居なくなったので、ちょっと他人の注目を集めるという観点では、良くなかったです。(自分の売りが、性志向しか無いんだなぁってトホホな気分になりましたよ。)

特にゲイの人のウケが悪いのは盲点

私はもちろんゲイなので、ゲイの友達もいつだって欲しいです。でも、プロフィルにゲイと書かなくなったら、ゲイの人からはぱったり相手をされなくなりました。本当に、ぱったり。理由は明白で、ゲイの人はやっぱりゲイの人同士で知り合いたいし、コミュニティを作りたいんだと思います。ほとんどの人には、ゲイかどうかもわからない人は興味の対象外なのかもしれません。

ラベルは使い分けましょう

なりふり構わず、注目を集めたいのなら、(そしてそれが差し支えないのなら)、ゲイであることを公表したらいいのでしょう。また、とりあえず今はゲイの友達がたくさん欲しい時期なんだというなら、もちろんそうすればいいはずです。ただ、友達は限定しないほうが将来的にも、自分のためにも、結果的に良いと私は信じています。もしも、ラベル、レッテルに疲れたら、ラベルを貼られない暮らしも試してみたらいいかもしれませんよ!



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