ゲイで良かった!と思うこと

先日このエントリーを書いて、


思い込みでもいいから、なんでもポジティブに、前向きに捉える癖をつけると、表情も行動も変わり、建設的で明るい友達が増えます。明るい友達と一緒にいると、考えもどんどん明るい方向に流れてゆくものです。

ポジティブに生きましょうって言ってるだけでは、ビジネス書みたいだし、キレイゴトみたいだし、そんなことわかってるけど具体的にどうすりゃいいのよ?って言う人もいるかも知れないと思って、アルゲイが(個人的に)ゲイで良かった!と思うことを書き出してみました。

ゲイで良かった!と思うこと

◇セックスがしやすかったこと

ゲイ向けの出会う仕組みが昔から結構整っていて、昔なら文通コーナーだし、伝言ダイアル、出会い系サイト、アイフォンアプリ・・・と常に、交際相手を探す手段には事欠かない。やっぱり、ある年代の若者にとって、セックスってすごく大事だ。コミュニケーションスキルの醸成にもなるし。

◇セイフセックスへの意識が高くなったこと

エイズだけじゃなくて、その他のいろんな性病とか、どうしてもセックスが多いと気にしないといけないし、自衛しないといけないから、勉強する。話してみると意外とノンケさんはセイフセックス意識が低かったりして、ゲイからしてもドン引きすることがある。

◇他のマイノリティに敏感になったこと

民族的少数者とか、社会における女性とか、レズビアンなど、マイノリティはたくさんいる。マジョリティの人は無意識にそういう人を傷つける発言・行為をしがち。自分がマイノリティであり、傷ついたことがあるので、自分の発言や行為をだいぶ律することができた

◇男性役と女性役が両方経験できたこと

アルゲイはウケもタチもするタイプですが、社会人生活の中で、ロール(役割)を意識して振る舞う際に、自分がリードする立場、リードされる立場を使い分けることができたのは、こういう経験が役に立っていた。

◇仲間・友達ができたこと

普通、男同士だから、女同士だから友達になるっていうことは無い。でも、ゲイ同士は、それだけで知り合いになる場所が提供されている。その中から生涯付き合うような大事な友達を見つけることもできる。

◇マジョリティの世界とマイノリティの世界のどちらにも出入りできたこと

昼間は男性会社員として、マジョリティの世界で生きていたし、オフはマイノリティとしてゲイ活動をしてみて、多様な価値観・視点を身につけたことは強みだった。バックグラウンド多ければ多いほど強いんですよ。

◇男性社会人としての人生に縛られなかったこと
◇一般的な男性の責任みたいなものを負う必要が無かったこと

男性社会人の世界って、割とワンパターンで、適度に結婚して、適度に子供を作り、適度に35年ローンで家を買うということをみんなが横並びでしている。自分はそんなつまらないのは嫌だと思っていたし、実際そういう風にする必要は無かった。

◇常に自分と向き合うことができたこと

マジョリティの中に身をおくマイノリティは、常に自分が何者か、という問いを抱えている。こんなに深く自分自身のことを考えるチャンスは、マイノリティでなければ無かったと思っている。

◇人生でOutputすることが多いこと

多様な価値観を身に着けて、マジョリティの中に生きるノウハウを蓄積すると、いつかブログとか、会話などでノウハウをOutputするようになる。説明する癖をつけると、コミュニケーションの練習になってよい。(余談ですが、おれはブログなんかに書くようなこと何もないからな〜なんて言ってるマジョリティの人はとても多い。)

でも考え方次第だよね

実は、まだ悩みが深かった10代〜20代の頃は、ここに挙げたいろんなことがどれも悩みの種だったんですよね〜。書いてみましょう。


◇セックスがしやすかったこと
◇セックスが有り余っている
ゲイってセックスばっかりしていて小学生みたいで馬鹿らしい
◇セイフセックスへの意識が高くなったこと
◇セイフセックスをせざるを得ない
ゲイって捨て身になって病気に気をつけない人が多すぎる
◇他のマイノリティに敏感になったこと
◇他のマイノリティに敏感になれない人が多い
自分もゲイなのに他人の痛みに敏感でない人が多い
◇男性役と女性役が両方経験できたこと
◇男性役と女性役の人がいて面倒くさい
いざ会ってホテルに行っても男役か女役かわかんない人がいて怖い
◇仲間・友達ができたこと
◇仲間・友達になりすぎる
ゲイっていうだけでなれなれしくする人がいて変
◇マジョリティの世界とマイノリティの世界のどちらにも出入りできたこと
◇マジョリティの世界とマイノリティの世界のどちらでも生きなければならない
自分は一人なのに二人分の人生を生きるなんて疲れる
◇男性社会人としての人生に縛られなかったこと
◇一般的な男性の責任みたいなものを負う必要が無かったこと
◇男性社会人としての責任を果たせない
男なのに男と違う人生を歩まないといけない
◇常に自分と向き合うことができたこと
◇常に自分と向き合う必要がある
常に自分が何者か考え続けないといけない
◇人生でOutputすることが多いこと
◇人生でOutputすることが多すぎる
言いたいことが溢れてきて頭がパンクしそう

うわー、書いててうんざりするくらいネガティブですね!でもこういうことを言ってる人はたぶんたくさんいる。なんでも考え方次第だよね、っておわかり頂けますか?

それではまた来週!

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